綿つみから織物まで
成熟したコットンボールから織物に仕上げるまでには、次のような工程で進めます。
綿つみ |
秋の晴れた日に、吹いた綿を摘みます。
[体験できます] 綿つみ 10~11月予定 *棉は植物ですので、気候により変わります。お問い合わせください。 |
綿繰り |
摘み取ったコットンボールには、20~30個の種が入っています。 その種と繊維を分離します。この作業には綿くり機を使用します。 [体験できます] 綿くり 年中(お問い合わせください) |
綿打ち |
綿打ちは、古代から行われている綿弓とツチによる方法と、製綿機による方法があります。 ここでは製綿機で行います。 この作業で固まっていた綿はほぐれ、綺麗にさばけてふんわりと雪の山のようになります。 |
じんぎ巻 |
綿打ちが済んでほぐれた綿を棒状に巻き、糸を紡ぎやすくします。 |
糸つむぎ |
じんぎより、綿を糸で撚りながら引き出し、糸車に巻き付けていきます。 つむの回転とじんぎを引くスピードのバランスが糸つむぎのコツになります。
スピンドルで体験できます。 |
糸の精錬 |
木綿繊維の表皮には、ロウ質が含まれている為、染色には適しません。 精錬はこれらを除き、染色可能な状態にします。 |
染める |
染料に天然染料(植物性染料・動物性染料・鉱物性染料)と化学染料(約10系統)があります。 これらの染料を使って目的の色に染め上げます。 [体験できます] 草木染め(お問い合わせください) |
糸に糊をつける | 単糸を経糸に使用する場合に糊づけをし、毛羽立ちと糸切れを防ぎ製織しやすくします。 |
織る |
織機を使って降ります。織機には、古代より使われている原始地織(じばた)、現在使われている地織、高織(たかはた)があります。 [体験できます] 高織・ミニ織り(お問い合わせください) |
綿を摘んでから、いくつもの工程を経て織の時が来ました。
大勢の先人達を偲びながら、オリジナルの織物を楽しみましょう。
おうみこっとん夢つむぎ
滋賀県彦根市本庄町2479 tel/fax: 0749-43-7201 mail: sawa.toshie@gmail.com